今回は急なイベント立ち上げ、そして天気予報でも今季一番の冷え込みとの事でしたが、16チームもの参加を頂きほんとうに有難うございました。
一番の心配だった天気は寒かったものの風もあまり無く、前夜の雨の跡が少し残る程度のドライ路面。しかしタイヤはかなり冷えていて、タイヤグリップが上がるのに数周かかるという冬場お約束の状況でした。
でも、その分バトルはというと熱く熱く盛り上がり、スタート序盤での混戦は各コーナーでの順位変動が激しく、その象徴として最後尾スタートであった『JHR1』の大石選手が混戦を掻き分け3周目頃には一気にトップ走行。流石です‼
その逆では公式練習でもトップタイムだった注目の米国中国混合地元チーム『レッドランタン&アレックス』 のアレックス選手が超混戦のレースペースをなかなか掴むことが出来ずスタート直後で十数番手順位を落としてしまいました。他にも公式練習からリアタイヤのグリップに苦しむ『ゼンパクデビル』の今崎選手もスタート直後の混乱に巻き込まれ大きく順位を落とし、『JHR3』校長の山口選手も果敢に混戦をモノにしようとしましたが、逆にイン側を走るマシンからラインを潰され押し出され一本‼コース外へドロップアウトしてしまうという波乱続きの展開で幕を切りました。
その後多分大きなトラブルも無く、レースは一時間を経過した所で一時中断。
今回もできる限りマシン個体差をイコールに保つため、レース前半・後半で使う車両をチェンジするしてもらうルール。事前にクジで引いてもらっていた車両に全チームマシンチェンジ。
当たるマシンも八卦当たらぬマシンも八卦、シャッフル、シャッフル♪♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪
と実はここで…
今日のレースの運命を決めた凄い作戦が練られ、実行されていたのでした( ̄^ ̄)ゞ
朝からリアタイヤのグリップに悩まされていた『ゼンパクデビル』…
前半のレース中に自分達が後半に使う車両と遭遇、そこでドライバーはその車両と現車両の実走行比較をレース中にしっかりと行い、後半に使う車両の方が高速が伸びる事を確認。
急遽、七回ドライバー交代をしなければいけないという規定の中の大半をレース前半の1時間に完了することにしました。
確かにマシンチェンジでの待機中にチーム毎のドライバー交代回数をMCしてた時
「おー、ゼンパクデビルさんは既に6回クリア!」と僕も言っていました。
今思えば…
その時の今崎選手の目の奥が鋭く、そしてニヤリ( ̄ー ̄)と光り、大きく騒がず怪しげに軽く片手を挙げたような挙げなかったような…
ゼンパクデビルはラスト一時間を一回のドライバー交代で乗り切るハード作戦に切り替えたのでした。
そしてレースは運命のゴールへ向け後半戦の1時間がセーフティーカー先導によりスタートするのでした。